アニメ・マンガ・戦争
- 作者: 安彦良和
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/05/23
- メディア: 単行本
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対談相手は、ゆうきまさみ氏、貞本義行氏、永野護氏など。マンガ編、アニメ編はクリエーターとしての安彦氏を感じられておもしろかった気がする。気がするというのは、マンガ編とアニメ編を読んだのは1年以上前だから…。戦争編を、当時はあまり読む気がしなくて、そのまま放置していたのだ。
それが今月になって読む気が出てきて、やっと読み終わったってわけだが、本当に読めたかは微妙。正直、戦争や政治について普段から考えていないので、書いてあることが良く飲み込めない。普段の生活でも政治談議なんてないものなあ。あったとしても、みんな考えが似ているから議論にならないことが多い。どちらかというと右というのが若い人には多い気がする*1。オレもそんなだし。
ちょっと話がそれたが、この本で一番読み応えがあるのは戦争編であろう。特に100ページ近く費やしている大塚英志氏との対談である。なんというかまさにバトル。非常に激しい対談である。それまでの対談はどちらかというと安彦氏が教えを請うって感じもあって如何にも対談って感じなのだが、大塚氏とのやり取りはケンカ、それもかなり激しいやつ。ガンダムエースの編集長がこの対談を対談集に入れる気がなかったのがわかる気がする。ただ、安彦氏と大塚氏は本当に仲が良いのだろう。そうでもなくちゃ、政治や論争が仕事でもない人間同士であそこまでやりあえないと思う。
さて、今度はマンガ編とアニメ編を読み返すか。
*1:オレのまわりだけかもしれんが