年末年始に読んだ本
調べてみると,一年以上も読書カテゴリの日記をつけていなかったようだ。その間,本を読んでいなかったかというと,そんなことはなく,けっこう読んだと思う。30冊くらいは読んだのではないかな。ただ,読書日記をつけたものは数冊しかなく,ほとんどが読みっぱなしなので,あまり役にはたたない読書が多かった。せめて,はてなに簡単な感想でもつけておくべきだったと反省している。
というわけで,この年末年始に読んだ本を列挙して,ちょっとした感想を書いておこうと思う。
生物と無生物のあいだ
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: 新書
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スーパーコンピューターを20万円で創る
- 作者: 伊藤智義
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/06/15
- メディア: 新書
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“環境問題のウソ”のウソ
- 作者: 山本弘
- 出版社/メーカー: 楽工社
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 単行本
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時間はどこで生まれるか
- 作者: 橋元淳一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/12/14
- メディア: 新書
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「理系」という生き方 理系白書2
- 作者: 毎日新聞科学環境部
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 文庫
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最近,ちょい落ち目と言われる毎日新聞だがこの連載はがんばってほしいなあ。
大人のための数学教室 アホでも数学者になれる法
- 作者: 足立幸信
- 出版社/メーカー: 清流出版
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
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タイトルは数学教室とあるが,数学自体の話はほとんどなく,著者が日々思っていることをそのまま本にしたという感じ。どうやら元はウェブページに書いたことらしい。そのためか,本の前半と後半では文体が違う。また,同じようなことが二回,三回と書かれていることがある。他にもまとまってないと思われる箇所が散見される。書いてあること自体には面白いところもあるのに,本としての体裁が整っていないため,もったいない感じ。新たな所得源とするために本を書いているならもう少し手をかけてよ・・・。今までけっこう本を読んできたがこの手の本は初めてだ。というか本というより本と同じ形をした何かに近いかもしれない。
体裁はともかくとして,内容自体にはハッとさせられること,興味深いことも結構ある。というか,7年半勤めた会社を脱サラして数学の研究者になるなんていう希有な人が書いたものというだけでそれなりの価値があるとオレは思う。あとはもっと上手くまとめてくれれば,それなりに売れるんじゃないのだろうか。とりあえず,文体を統一し,意味のある章分けをし,話題の飛躍を減らす,それだけ(だけ??)でだいぶ変わるのでは?
*1:運営面では生かせてるのかもしれないが