Joel on Software

今の部署に対してジョエルテストを行った結果,10点だった。ダメだったのは「静かな環境」と「採用面接時にコードを書かせているか」という項目。ちなみに前の部署は,0点。まあ,プログラムは書くけどソフトウェア開発が主な仕事ではなかったからなあ。最初の頃は自分で環境を変えてやろうと思ったこともあったけど,結局たいしたことはしなかった。今思うと,しておけば良かったとちょっと後悔。せっかくの機会だったのに。言い訳させてもらえば,前の部署は他の部署の出張所的な感じたったので自部署だけ変更してもあまり意味がないというか,変更自体が不可能だった。まあ,期間限定の職場だったので,やる気自体がなかったというのもあるし,代替不可能な人材になってはいけないという事情もあった(情報専攻は自分ひとりだった)。
さて,本の中身だがどれも興味深く楽しんで読めた。特に印象に残ったのは,第15章「射撃しつつ前進」と第40章「ストラテジーレターV:オープンソースの経済学」のふたつ。
「射撃しつつ前進」にあるように,なぜかはわからないけど,とにかく何もやる気がしない日というのはある。ニュースサイトを10分おきに見たり,5分おきにメールチェックしたりするような日だ。休日ならそれに加えて2chWikipediaが加わる。そんなときでもエディタを立ち上げてソースを見始めると意外にコーディングが進むものだ。問題はいかにエディタを立ち上げるかまで持っていくかだが,それは本書にも書いてない。ただ始めるしかないのだ。まあ,会社だと他にできることも限られているし他の人の目もあるから結構スムースに行くのだけどね。あー,会社に属して仕事をする理由のひとつかも,これって。休日だと本当にまったく何もしない日があるが,会社がある日はすくなくても何かしらやるから,微妙にではあるが前進はしている。そしてぼくは日々前に進むことが重要だと考えている。
「ストラテジーレターV:オープンソースの経済学」に書いてあるような,あらゆる製品には代替製品と補完製品があるという考え方はいままで持ってなかったなあ。恥ずかしながら。今後のことを考えると経済学も勉強しないとなんだろうなあ。

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