ps2pdfの謎エラー
powerdotを使って日本語のスライドを作っていると、ps2pdfで謎のエラーが発生した。こんな感じの(適当なところで改行を入れてある)。
Error: /limitcheck in -file- Operand stack: --nostringval-- Count 0 Dest slide.6 View --nostringval-- TitleExecution stack: %interp_exit .runexec2 --nostringval-- --nostringval-- --nostringval-- 2 %stopped_push --nostringval-- --nostringval-- --nostringval-- false 1 %stopped_push 1 3 %oparray_pop 1 3 %oparray_pop 1 3 %oparray_pop 1 3 %oparray_pop .runexec2 --nostringval-- --nostringval-- --nostringval-- 2 %stopped_push --nostringval-- --nostringval-- Dictionary stack: --dict:1061/1123(ro)(G)-- --dict:0/20(G)-- --dict:71/200(L)-- --dict:209/300(L)-- --dict:34/200(L)-- Current allocation mode is local Current file position is 128180 GNU Ghostscript 7.07: Unrecoverable error, exit code 1
"slide.6"とあるので6枚目のスライドに間違いがあると思って、その部分を見ても特におかしいことはない。そもそもplatexはちゃんと通ったし。で、原因がまったく分からないので6枚目のところを色々いじっていたらエラーが消えてちゃんとPDFファイルを作ることができた。
まず、6枚目のスライドの始まるところ、
\begin{slide}{コンピュータの性能}を
\begin{slide}{}に変えた。そして、platex, dvips(k), ps2pdfを実行。やはりエラーが出る。そもそも、これだと内容が変わってしまうので、ふたたび
\begin{slide}{コンピュータの性能}と書き直して、同様にPDFを作る操作を行った。すると、不思議なことにps2pdfのエラーが消えて、ちゃんとPDFをつくることができた。
この現象は、TeXインストーラ3 0.57*1を用いて2007年2月17日に作った環境、黒木裕介さんのCygwinで日本語TeX*2を利用して作った環境の両方で発生した。ただ、Cygwinの方で、ps2jpdfを用いた場合、エラーは発生しなかった。Cygwinのps2pdfを用いた場合も、上の方法でエラーが消えた(ちなみに上のエラーはCygwinのps2pdfのもの)。めんどくさいのでSUSE Linux、Knoppixでは試していない。
