非同期式回路についてひさしぶりに考えてみた 2日目

昨日の日記の続きですが,前提がなんであれ非同期式回路で「全体が足並みを揃えて動作する」ように設計するのは難しいのではないでしょうか。逆に,「全体が足並みを揃えて動作する必要がないなら,「論理回路の深さのばらつきが場所によって大きく異なる」ような場合は非同期式回路設計のメリットが生きてくるように思います。
また,同期式であってもパイプライン動作をさせる場合は「論理回路の深さのばらつきが場所によって大きく異なる」のをいかに避けて,各ステージの遅延時間を平準化するかが重要になります。
ちなみに,パイプラインは全体が足並みを揃えて動作しますので,非同期式回路で実装するのは相当難しそうです。非同期式プロセッサでパイプライン動作させてるものがあるのかどうかは知りません。あったとしても,単純な非同期式回路も満足に書けない私には理解できそうにありません。
最近は平日もそれなりに時間があるので,また非同期式回路について勉強し始めるのもありかもしれない。たぶん,しないなあ・・・。