CA

非同期式回路についてひさしぶりに考えてみた 2日目

CA

昨日の日記の続きですが,前提がなんであれ非同期式回路で「全体が足並みを揃えて動作する」ように設計するのは難しいのではないでしょうか。逆に,「全体が足並みを揃えて動作する必要がないなら,「論理回路の深さのばらつきが場所によって大きく異なる」…

非同期式回路についてひさしぶりに考えてみた

CA

最近はMoshで有名なひげぽんさんの日記,続 エッジトリガの詳細が分からない - higepon blog,に対するコメントのなかに以下のような一文を発見。 論理回路の規模が大きくなると、そのような論理回路の深さのばらつきが場所によって大きく異なるので、非同期…

メモリ階層について久しぶりに考えてみた

CA

FizzBuzzについて調べていたら,『http://d.hatena.ne.jp/scinfaxi/20080315』で次のような記述を発見(これ自体はFizzBuzzとは関係ない)。ちょっと考えてみた。 「スタックマシン向けのコンパイラより、レジスタマシン向けのコンパイラは複雑」というけれ…

記録メディアは壊れるもの

CA

数年使ったらファイル壊れる? DVD 、USBメモリの寿命に注意! J-CASTの記事にこんなものがあった。この記事中で先日のGIGAZINEの記事『USBメモリの書き換え限界寿命が来ると何が起きるのか、実際に寿命が来たケースをレポート - GIGAZINE』が取り上げられて…

ヘネパタ日本語版

コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ 第4版 (IT Architects’ Archive)作者: John L. Hennessy,ジョン・L・ヘネシー,デイビッド・A・パターソン,David A. Patterson,中條拓伯,吉瀬謙二,佐藤寿倫,天野英晴出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2008/02/21…

USBメモリの書き換え限界寿命

CA

GIGAZINEに面白い記事があった。『USBメモリの書き換え限界寿命が来ると何が起きるのか、実際に寿命が来たケースをレポート』というもの。USBメモリのNAND型フラッシュメモリが書き換え限界を突破し壊れたという話。非常に興味深いレポートなのだが,故障の…

日々シミュレーション

アイデアを思いつく。実装する。シミュレーションをする。を繰り返す不毛の日々。さらにシミュレーション中にマンガを読んだりして、さらに不毛っぷりを上げてたり。 実際は、アイデアが思いつけばまだマシで、ほとんどは分岐履歴長やシフトサイズなどの調整…

Branch Prediction Analysis

CA

http://slashdot.jp/security/06/11/20/0829204.shtml スラッシュドットより。詳しいことはまだ分からないが、分岐予測に使われるメモリからRSA鍵を盗聴することができるらしい。恥ずかしながらこんなことまったく知らなかった。 分岐予測は卒論に関わるので…

register-register architecture

メモリアクセス命令を除きオペランドがレジスタとなるなるようなアーキテクチャ。普通、ロードストアアーキテクチャと同義。 "register-register architecture"でググるとWeb全体で129件しかヒットしないからあまり使われていない用語なのかもしれない。これ…

非同期式回路についてのまとめ(雑)

CA

半年前の日記に対して2ヶ月ほど前にコメントが書かれていたことに昨日気付きました。どうやらコメントを書かれたらメールで知らせてくれるような設定になっていなかったらしい。コメントの内容は、要約すると「非同期式回路について調べるにはどうしたら良い…

最近読んだ論文

J.Kin, M.Gupta and W.Mangione-Smith, "The Filter Cache: An Energy Efficient Memory Structure," 1997. L.H.Lee, B.Moyer and J.Arends, "Instruction Fetch Energy Reduction Using Loop Caches For Embedded Applications with Small Tight Loops," 19…

System Power Calculator

http://www.micron.com/support/designsupport/tools/powercalc/powercalc.aspx MicronのサイトでSDRAMの消費電力を計算するエクセルシートを発見。最近は低消費電力技術、特にキャッシュメモリを用いた低消費電力技術に興味が出てきて、おのずとメインメモ…

分岐予測

今日の輪講は"Piecewise Linear Branch Prediction"という論文だった。正直、よく分からない。予測率は高いみたいだけど、実際にチップ上で使えるものなのかしら。個人的にはコンピュータアーキテクチャは単純であることが望ましいと考えているので、あまり…

IRFにアクセスできるRISA

結局、今日のゼミは昨日作ったスライドをネタに90分間話しまくり。主にオレと教授が議論しているんだけなんだけどね。もちろん、他のゼミ生も質問してくるが、あまり回数は多くない。でも、結構核心を衝くものが多い。どうでもいいことをベラベラ喋ってるだ…

命令レジスタファイル

教授から渡された論文を読む。組込みプロセッサのアーキテクチャについてのもので、それほど興味はなかったのだが、ゼミでそれについて発表しろとのことなので読まなくてはいけなかったのだ。 テーマは命令レジスタファイル(IRF)というものを使ってコードサ…

CPUの創りかた

CA

http://www.hosei2.ed.jp/hs/spot/05b-nikki.html 我が後輩となる人たちがCPUの創りかたを参考にしてCPUを制作していたらしい。実際に創った人間*1から言わせてもらうと、あれは役に立ちますよ。大学に入ってからそうとう楽できますね。というかレベルが低す…

プロセサ

CA

"processor"の発音ってプロセサーに近いと思う。しかし、普通はプロセッサ(ー)と言ったり書いたりする。就職活動では無難にプロセッサを使うか。

VHDL

CA

VHDLを使う必要がありそうなので環境を整える。FPGAdvを使える環境を持っているので特に何もやる必要はないのだが、あれは重いし少々使い勝手が悪い(使い方が分からない)。というわけで、GHDLとGTKWaveを使ってみようと思う。 GHDL http://ghdl.free.fr/ GTK…

パタヘネ第3版

CA

コンピュータの構成と設計~ハードウエアとソフトウエアのインタフェース 第3版 (上)作者: デイビッド・A.パターソン,ジョン・L.ヘネシー,David A. Patterson,John L. Hennessy,成田光彰出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2006/03/16メディア: 単行本購入: 14…

Verilog HDLの多次元配列

CA

Verilog HDLでは、 reg [31:0] mem [0:255];と宣言することによってメモリを表現する。この例は32ビットデータが256個あるメモリである。別の言い方をすればデータが32ビットでアドレスが8ビットのメモリである。このような多次元配列を便利だからと多用して…

デコーダ

CA

プロセッサのデコーダ部を実装。難しい部分はないのだがメンドくさい。うーむ、命令一つ一つに対してif文で書いたのが悪かったのか。下みたいな感じに。 if (inst == op_add) begin addをデコード end else if (inst == op_sub) begin subをデコード end こ…

Nios II

CA

設計するプロセッサの命令セットはNiosIIのものにした。今まではMIPSだったが、Niosの方が単純だし、自分好み。Niosの特徴としては、 32-bitの一般的なRISC 遅延分岐じゃない キャリーフラグとかがない 乗算の結果は32-bit 除算で得られるのは商のみ 浮動小…